冷戦の終結を予見し、自由民主主義の最終的な勝利を唱えた『歴史の終わり』から30年。地球規模の政治の混迷や、リベラリズムの危機的な状況を前に、世界的な思想家フクヤマはいま一体何を考えているのか。これからの現代政治を見ていくうえで欠かせ ...
思想家、フランシス・フクヤマの最新刊『リベラリズムへの不満』が新潮社より刊行されている。冷戦の終結を予見し、自由民主主義の最終的な勝利を唱えた『歴史の終わり』から30年。地球規模の政治の混迷や、リベラリズムの危機的な状況を前に、世界 ...
1989年に発表した論文「歴史の終わり?」で、西側諸国のリベラリズムが、人間のイデオロギー的進化の終着点なのではないかとの見方を示した、米国の政治学者のフランシス・フクヤマ氏。大統領選を控えるアメリカで、また指摘される分断。それでも ...
リベラルな民主主義では、必ずしもすべての個人が自立して、自律的である必要はないからです。自由を発揮してしたいこととは、すなわち「コミュニティの創設」です。政府がセットして義務的に参加するコミュニティは一つもありません。それは北朝鮮 ...
歴史たどり、用語の混乱整理 本筋は米国流の革新主義 リベラルって何、と改めて問われると、はたと困ってしまう。自由主義者を指すのだろうが実は革新派だ。日本の政界を見渡すと、党名に自由を冠する与党にはリベラルを堂々と名乗る人は少なそうだ。
一方、リベラリズムの世界では、そうした選択の力が人間の側にあること自体、まったく考えなくなっている。結果、個々人の生活や社会のあり方を、発展していく科学技術に合わせて変えていかねばならなくなった。「それはかえって人間の自由を損なう ...
本書は、タイトルが端的に示す通り、応用言語学へのネオリベラリズムの影響を論じたものである。具体的には、言語政策や高等教育政策、国際語としての英語論、英語教育産業の隆盛などに、いかにネオリベラリズムが影響を与えてきたかを詳細に論じて ...
書評とは何か。それは「書物の小さな変異株」を作ることである。書物はウイルスと同じく、変異によって拡大する。 批評家の福嶋亮大が、文芸書と思想書を横断し、それらの小さな変異株を配列しながら、21世紀世界の「現在地」を浮かび上がらせようと ...
2015年夏、国会前に最大で12万人(主催者側発表)という人波が押し寄せ、安全保障関連法案に抗議の声をあげた。街頭行動という点では、1960年の日米安保条約改定への反対、60年代後半の学生運動以来の規模だ。日本では、実に半世紀近くの空白を経て噴出し ...
——古典的自由、現代的介入、そして日本というガラパゴスの奇妙な関係—— 一、かつて「岩波語」という方言があった 昔、訳の分からない文章をありがたがる奇妙な時代があった。 「岩波語」である。 難解であればあるほど高尚で、結論がマルクス主義 ...
聖火の番人か、火付け役か:リベラリズムに隠された「不幸のサブスクリプション」 国際政治の舞台において、欧州が掲げる「リベラリズム」という言葉は、時に高潔な福音として響く。人権、民主主義、法の支配。しかし、イラン革命から現代の ...
ドナルド・トランプ次期米政権の発足を前に、大波乱の兆しだ。韓国では、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が一時「非常戒厳」を宣言したことを受け、野党が提出した弾劾訴追案の採決が7日に行われる。石破茂首相は衆院選で大惨敗しながら「政権 ...